フィンランドの子育て支援〜ネウボラ |
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フィンランドに滞在中の秋篠宮ご夫妻が現地の「ネウボラ」子育て支援施設を視察し利用者らと交流されたとの報道がありました。 ネウボラはフィンランド語で「助言の場」を意味し、妊娠から出産、子どもの就学まで担当の保健師が切れ目なく子育てに関する相談に応じ、家族をサポートするしくみのことをいいます。 日本でも、日本版ネウボラ「子育て世代包括支援センター」の設置が各自治体に広がっているようです。 少子化の時代、子育ては尊いながらも本当に大変。 共育てがいいと言うけれど、出るのが苦手なお母さんにとっては孤育てになってしまう。 そんな時、自分のことをわかってくれる人に気軽に相談できるのは、どんなに心強いことか。そして、継続してサポートを受けられる安心感も大きい。 フィンランドでは、「ネウボラ」によって、出生率を伸ばし、児童虐待死を激減させたといいます。 日本では、財源や人材確保の問題があると思うものの、次世代を育てることは、国の将来につながる最重要課題でもあります。 家族全体の健康や幸せが、子どもの健やかな成長につながります。 子育て失調の家族を減らすためにも、このような取り組みが広がっていくのを切に願います。 そして、微力ながらもクリニックでできること。 育児への不安を抱えているお母さん、接し方に迷いがあるお父さんに、少しでも安心感を届けたい。気になること、心配なこと、どんなことでもご相談くださいね(*^-^*) |
2019年7月5日(金) |
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