名古屋市天白区の心療内科精神科 とんぼヶ丘クリニック【心療内科・精神科・うつ病・パニック障害・発達障害・認知症他】
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 新型コロナウイルス感染拡大に伴う心身への影響とストレスケア〜作品の紹介とともに
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国内外で新型コロナウイルス感染が拡大しています。そして、小中高校の休校、イベントや大会の自粛、仕事や経済への影響、マスク不足などの社会的混乱も来たしています。自分が感染しないかとの恐怖や先が見えない不安で気持ちも塞ぎやすいのではないでしょうか。

本日は、体調や心のバランスを崩さないよう、今できるストレスケアについてお伝えしたいと思います。



子どもの心のケア

学校の休校が1週間を過ぎましたが、活動や行動が制限され、いつもと違う生活に大人も子どもも疲れやストレスを感じる頃だと思います。

夜は眠れていますか?

ご飯はおいしく食べられていますか?

生活リズムが崩れると自律神経も乱れやすくなります。

特に子どもの場合、ストレスや不安が身体症状(不眠、食欲不振、腹痛など)や行動や感情(いつもより甘える、泣く、わがままになるなど)に出やすくなります。


このような症状がみられたら、まずは安心して落ち着けるよう、感情をありのまま受け止めて親子のコミュニケーションを密にとるようにしてください。親子がともにリズムを作りながら、安心・安全・健康に過ごしていけるよう、ご自身やご家族に合ったストレスケアを心がけていきましょう。






ストレスケア 〜今できること〜

1、睡眠と栄養をしっかりとりましょう

2、起床時間を一定に。朝日を浴びて体操や散歩などで身体を動かし、生活リズムを整えましょう

3、子どもと日課をつくりメリハリをつけ一緒に楽しむ(おうちご飯、物づくりなど)

4、仕事は無理をせず、自分のお楽しみ時間をつくる

5、運動不足にならないよう、自宅でできるストレッチや散歩でリフレッシュ

6、読書やDVD・音楽鑑賞、模様替えなど趣味や好きなこと、やってみたかったことをする

7、ゆっくり呼吸をして気持ちを落ち着かせる(マインドフルネス、瞑想、ヨガなど)

8、現状や不安を受け止めつつ悲観しすぎないようにしましょう

9、情報に振り回されないように

10、いつも以上に自分や家族を大切に

笑うことは免疫力アップにつながります。どんな時でも笑顔を忘れずにいたいものですね。





作品の紹介

こんな時だからこそ、いつもできないことにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

先日、クリニックに通っている患者さんが、作品を持ってきてくださいました。

とても器用な10代のMさん。時折、レジンアクセサリーや人形服のハンドメイド作品を見せて下さっていましたが、今回はなんと自分で着られるアニメキャラクターの服を自作!細かく工夫がなされていて、診察中にも関わらず見入ってしまいました。作品を見ながら説明してくれた笑顔がとても輝いていました。



二作品目は、歌舞伎鑑賞の雑談もされるまで元気になられたSさんの陶芸作品、織部焼のお皿。色合いや形が素敵で上品な仕上がりです。

心のこもった作品にはいつも癒されます。ありがとうございました。




感染予防のための活動自粛と自らの心身健康維持とのバランスをどう保っていくか悩みや課題もあると思います。未だ先が見通せない状況ですが、何か夢中になれること、自分らしく過ごせること、今やれることを大切に、少しでも心穏やかに過ごせるといいですね。

引き続き、受診される皆さまの心身ケア・サポートをさせていただく所存です。ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。

そしてスタッフ一同、院内感染予防に努めてまいります。熱や咳などのかぜ症状のある方は、直接院内に入らず電話にてご相談いただきますようご協力の程よろしくお願いいたします。

一日も早く収束し平穏な日々が戻ることを心より願っております。




2020年3月9日(月)

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